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【出願した全大学院に合格】イギリス大学院出願・効率良く進めるヒント

デジタルメモよりペンと紙をおすすめする6つのメリット | ライフ ...

今回は、子育ての内容ではありませんが、海外大学院に進学した際の出願についてまとめました。

 

海外の大学院へ進学することは、私の憧れであり、いつか必ず叶えたい夢でした。

 

大学時代、短期語学研修でフィリピンを訪れてから、海外志向が強まり、旅行をしたり、留学をしたり、ラッキーなことに毎年海外出張のあるお仕事をしてきましたが、

 

「本格的に海外の大学で学問を学んでみたい!」

 

という想いはずっと抱いておりました。

とはいえ、海外の大学院進学は、とっっっっっってもお金がかかります。

 

コツコツと貯めて、やっと現実的に考え始められたのは、社会人6年目くらいの時です。

 

しかし、その時には、仕事の範囲も徐々に増え始め、新規事業立ち上げプロジェクトにPMOとしてがっつり携わっていました。

 

仕事をするだけで、精一杯。。

 

夜遅くまで働き、終電を逃したり、休みの日も仕事をしていたり、時間ができたらベッドで廃人になるか、マッサージに行ってリラックスするかw

 

そう、やっと費用を捻出できそうになった頃には、出願の準備をする時間と心の余裕が全くない!!

 

しかし、今この時を逃すと、きっとずるずると先延ばしにしてしまうだろう・・

(絶対そうなるとの確信をひしひしと感じる・・)

 

なので、この時を逃さないために、「最短ルート」で準備をすることに執着しました。

 

なるべく手間をかけない準備を念頭に進めておりましたが、結果は、

出願した5つの大学院と7つのコース全てに合格しました。

 

ここでは、最短で出願準備をするために行った方法をお伝えいたします。

 

 

 

そもそもどこの大学を選ぶか

  ファイル:University College London, by William Wilkins.jpg - Wikipedia

自分の興味ある分野を学べるコース

 

私は開発学を学びたかったため、開発学で有名なイギリスを選びました。

 

この点は「当たり前でしょ〜」と思うかもしれませんが、個人的には、この点で選んでいない人も多いように思います。

 

例えば、ビジネスを学びたいのにオックスフォード大学やケンブリッジ大学を選ぶ人もいます。

 

世界ランキングが高く「大学名」で学歴が高くなるのは間違いないのですが、ビジネスを学びたいのならば他に選択肢はたくさんあると思います。

 

専門性を学べる大学を選ぶ

 

大学院は、学歴を高めること以上に、「専門性」を学べるところです。

 

自分では聞いたことのない大学でも、その「分野」では秀でていることも多くあります。

 

本当に学びたいことが学べるコースを、大学のネームバリューに捉われずに、選んで行けたら良いと思います。

 

アメリカvsイギリス

アメリカの大学院は2年。イギリスは1年。

単純に考えても、アメリカの大学院に進学したらイギリスの2倍の費用がかかります。

経済条件が大きく左右する点です。

 

最短の進め方① 出願準備

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出願スケジュール

出願スケジュールは様々なウェブサイトに出ていますが、ざっくり、以下の3点です。

・コース選び

・必要な書類の準備

・英語学習(試験の受験)

 

これらを進めていくにあたり、一日でも早くエージェントに相談することをオススメします。

 

相談費用は無料というところが多く、定期的に訪問またはメールで相談させてくれます。

 

エージェントはいくつもあるので、ここでは代表的なところを載せておきます。

beo

SI-UK 

ロンドン留学センター

 

エージェントの決め方

エージェントの決め方は、担当のカウンセラーとの相性だと思います!

会社とお付き合いしていくのではなく、担当のカウンセラーとずっとコミュニケーションを取っていく訳です。

 

私は一つ目に行った会社のカウンセラーと合わなそうだったので、(なんだか上から目線なのが気になってしまって・・)途中から変えました。

 

自分にあったエージェントがすぐに見つかれば良いですが、そうでない場合はタイムロスになります。

とにかくエージェントは早く見つけた方が良いです!

 

私はbeoにお世話になりました。

 

カウンセリングは基本無料で、大学院合格後、VISAの代行費用でお金がかかります。

VISA申請はどちらにしろ自力では非常に難しく時間がかかるので、必要経費になります。

 

beoでは出願プロセスと時間軸を紙に書きだし、具体的な期限も明確にしてくれました。

 

「いつまでに何をしたら良いのだろう」という悩む時間を省くため、プロにお任せしてスケジュールとタスクを明確にして頂いた方が良いと思います。

 

最短の進め方② Personal Statement 

Appeal - Handwriting image

 

Personal Statement

Personal Statementに関して、「書き方」と「内容」に分けられるとしたら、自分の割ける時間を徹底的に「内容」のために使った方が良いです。

 

肝心なのは内容なのに、なにせ英語で書かなければいけないため、書き方に多くの時間を費やしてしまうことがあります。

 

「もっと良い言い回しはないかな」

「もう少しかっこ良い英語使いたいな」

「どの単語を使えば良いのだろう・・」

 

その前に!自分が本当にその大学に行きたい理由、アピールポイントをじっくり考えることです。

 

こちらは自分でなければできない作業です。

 

そして、「書き方」について最短ルートで進めるために、私は、他の人のPersonal Statementを参考にしました。

 

友人に頂いたり、ネットで見たり。

エージェントに登録すると、過去のPersonal Statementを閲覧できたりもします。

 

英語での表現方法は、利用させて頂いても良いと思います。

こうすることで時間の節約ができます。

 

そして、英語で不安があれば、悩まずに、すぐに添削に出せば良いと思います。

(私は、アメリカ人の友人に頼みました)

 

Personal Statementを通じて英語の勉強をする必要はありません。

 

出願準備で必要な英語の勉強は、「試験勉強」のみです。

 

自分でなければできないこと、自分でなくてもできることを、はっきり分けることが重要です。

 

最短の進め方③ 推薦状の進め方

File:Fountain pen writing (literacy).jpg - Wikimedia Commons

 

推薦状はなるべく早く依頼

大学院の出願のためには推薦状が必要になることがほとんどだと思いますが、こちらはなるべく早く行動を起こすべきです。

 

なぜなら、他の出願準備と違い、「相手がいる」からです。

 

大学教授や上司はお忙しい方が多いです。余裕を持って、数ヶ月前には依頼するイメージが良いと思います。

そして、相手の方を悩ませないよう、自分である程度下書きをしてお送りすることをオススメします。

 

そうすることで、相手の方を悩ませず、早く対応して頂くことに繋がりました。

 

最短の進め方④ 英語学習の進め方

Keyboard Computer Test Aptitude - Free image on Pixabay 

 

私は仕事が忙しく、自学での英語学習はほとんどできませんでした。

 

無理です。無理無理・・

いさぎよく、British CouncilのIELTSの集中コースに通いました。

 

費用はかかりますが、当時の私は、そもそも「IELTSってどいう試験??ポカーン」って感じだったので、

試験の特徴、各パートの勉強方法を効率良く勉強するため、週一回集中コースで学ぶことにしました。

 

合格基準のスコアを取る必要はない

そして、そもそも合格基準のスコアを取らなくても良いのです。

 

イギリスの大学院には、Pre-sessional(入学前の準備コースみたいなもの)があり、

大学院の開始前に、Pre-sessionalコースに通い、そこでAcademic Englishを学ベば、大学院に進むことができます。

 

私の知る限りですが、Pre-sessionalコースの卒業試験で落ちてしまう学生は毎年数名で、ある程度しっかり授業についていければ、難しいことではありません。

 

私は、最初から、日本でIELTSのスコアを上げるために必死に勉強することを選ばず、Pre-sessionalコースに通う前提で勉強しました。

 

Pre-sessionalに通うためのIELTESスコアの基準は、低く設定されています。

 

そして、Pre-sessionalコースでAmademic Englishを学んだ方が、大学院での勉強をスムーズに開始できます。

こちらについては、別途ブログで書こうと思います。

 

問題集

自宅学習については、模試を徹底的に解きました。

本番同様の問題をひたすら解くことで、スコアUPを狙いました。

 

British Councilから、公式の問題集が出ています。

 

問題集を多く抱え込んでも、頭がいっぱいいっぱいになるだけなので、個別のテキストを使わず、公式問題集と丁寧に向き合い、単語を覚え、フレーズを覚え、長文の書き方や問題の形式を覚えていく方法で勉強しました。

 

【音声ダウンロード付】IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集

 

スピーキングが苦手な方は、IELTSに特化したオンライン英会話もあります。

なるべく、幅広い英語の勉強ではなく、「IELTS」の勉強に集中して絞り込むべきです。

 

最短の進め方⑤ コースの選び方

 

様々なコースを見るのは楽しいですが、星の数ほどある(そんないない)大学院と学科。

 

せっかくだから多少興味がないところもゆっくり時間をかけて見たいところですが、その気持ちを抑え、欠かせないポイントをいくつか洗い出し、それに当てはまらないコースはバッサリ切り捨てました!

 

コース内容は、もちろんのこと、その他で、こだわったのは以下の点です。

 

1)予算 

 コースによって大分違います!そもそも予算オーバーだと悩む必要はありません。

2) 海外研修有無

 泊まりがけのとってもインテンシブな環境で、研究に没頭できるとても良い機会です。

3) 治安

 夜遅くまで図書館で勉強して帰ることも多くあります。生活の安全第一だと考えました。。実際、コースは興味があるけれど、治安が悪くてやめた大学院もありました。

4) クラスの人数

 大教室に100人くらいの生徒がいて授業を聴くようなスタイルもあれば、少人数クラスでのスタイルもあります。

私は、せっかく大金を払って勉強しに行くのだから、一人の教授あたりの学生の人数が少ないコースを選びました。

 

以上、時間が限られているなかでも、諦めず行動を起こしたい!そのために、なるべく最短ルートで出願を進められるよう行なったポイントでした♪

 

 

[イギリスMBA友の会, 藤谷優慶]のイギリス大学院MBA留学体験記